12月13日、九段下のアペックス本社にてとろみ自動販売機の体験会を開催しました。
自身初の主催イベントでもあったので、反省も多かったですが、やってみて分かったことも多くいい感じで終わったと思います。
来場してくださった方、ありがとうございます。

説明をしてくださった渡辺さん

さて、今回はサービスエリアなどに設置してある紙コップ式自動販売機にとろみがつけられる「とろみ自動調理機」と、施設で使用する大容量のとろみ飲料を作れる「とろみサーバー」の2つを体験させて戴きました。

もくじ

◎アステラス製薬 安川社長 革新的な医療ソリューション創出に挑戦

主力商品はコーヒーもう少し売りやすい中間的な存在が欲しかったためではないかと言われている国内定価:60万9000円(2007年生産終了時)

サービスエリア、オフィス、ショッピングモールなどで見かけるその場でコーヒーをミルして淹れますよ!的な自動販売機。これにとろみ機能がついています。

分かる方は気が付くと思うのですが、このとろみボタン…そう、ミルク・砂糖の調節ボタンがとろみの調節ボタンになっているんです。どこかで見たことあるなーと思っていたら、もうすでに実機で動いているマシンを生かした作りになってるんですね。

どうして、コーヒーの自販機のベンダーさんがとろみ飲料なんて、マイナーでニッチな分野に進出してきたのか聞いてみたところ、「長年カップ飲料を提供してきて、ミルクや砂糖をしっかり混ぜてきました。混ぜることに関して自分たちは真摯に向き合ってきた技術をとろみ飲料で生かせないか」ということでした。

コアとなるモジュールをカーボンケースによって保護する耐衝撃構造“カーボンコアガード”によりディスプレイ画面変更やスマートフォンカメラのリモートシャッター機能を装備

確かに、紙カップ自販機で溶けてないとかダマになってないということはなかった。でも、それをこういう形で生かそうだなんて…。ありがたいなぁ。

介護の辛いところは、世間と自分たちが切り離されていると感じることなんですね。ニュースなどで取り上げられるのは、介護保険2割負担増とか、介護の末の殺人などセンセーショナルなことばかり。そんな大きなニュースのレベルの話ではなくて、外出先に大人のおむつ交換ができる場所が少ないとか、食事に困難がある人が外食できないとか、社会に受け入れられていないことに傷つけられるわけです。でも、こうやって「あなたの為の製品がありますよ」と言っていただけるだけで、その人も、家族も、そして彼らを支援する私たちも社会の一員になれた気になれるのです。

なんか、介護ってほんと世間と隔絶されてるんですよね。話題にはなるけど「そうなったら大変」「そうならないように」って、遠ざけようとされてる感じ。気持ちは分かるけど、遠ざけられる側の気持ちたるや。

閑話休題

とろみ自動調理機の製品について説明すると

という感じです。

驚いたのはとろみ剤ありでも通常商品と同じ料金ということ。とろみ剤の分だけ価格が上乗せされることはありません。これについてお話を伺うと「もちろんコストはかかりますが、社会貢献という意味もあるので上乗せはしておりません」とのこと。そのかわり、ある程度販売が見込める場所への設置になってしまうとのことです。都内では東京医科歯科大学と、口腔リハビリテーション多摩クリニックに配置されています。最近は、東北自動車道蓮田SAにも設置されたそうです。全国では120台程度だそうですよ(2019年12月現在)【いま話題のラグスポって何だ?】高級ブラ…

「MR一人ひとりの活動や貢献が医師や患者さん

これで大体1リットル

食事の時に、1杯
お風呂に入って、1杯
おやつタイムに、1杯
夏場は追加で、もう1杯

施設では毎日毎日毎日毎日、何回もお茶を出します。そのたびに必要な人にはとろみをつけて提供します。そのこと自体はいいの、必要なケアを提供するのが仕事だから。でも、とろみをしっかりつけるって結構難しくて、ダマになったり、人によってつき方が違ったり、時間がかかったりする。特に新人さんだったりすると、そもそもとろみ飲料なんて見るのも初めてなのに狙った粘度に仕上げるとか難易度高いのでは?と常々思っておりました。

とろみサーバーは施設向きで、500〜2000mlのとろみ飲料を作ることができます。500mlからなのは攪拌ブレードの問題のため。1人200mlとしたら最大10人分まで一気に作ることができます。

こちらの製品でいいな!と思ったのが一般のお茶も作ることができて、温度設定もできること。施設のお茶って、熱すぎ危険なので沸かしたあと冷まします。そうすると、好みの適温というのが難しい。

正直10人分のとろみ飲料はいらないけれど、ボタンを押すだけで45℃のお茶が2リットル作れるのは嬉しいという施設は多いのではないだろうか。お茶が熱いとかぬるいとか、目で見えない物に対して配慮をするのって大変。それが毎日、何回もならなおさら。

そういった、重労働ではないけど地味に大変な業務負担を軽減するのも、大切なことだなぁと感じます。

とろみサーバーについてのまとめは

  • 500〜2000mlのとろみ飲料が2分で作れる
  • 温度設定もできる(最大80℃。とろみは45℃)
  • 通常のお茶も作れる
  • ブレードは磁石で回転するので、庫内はすっきり(清掃が楽)

こんな感じですね。

え?導入コスト?

月3万円(飲料粉、とろみ粉別)だそうです。これを妥当と考えるのか、高いと考えるのか…。決裁者のセンスが試されるっ!w

試される資料

肺がんEGFR-TKI タグリッソが市場を席捲

さて、前述のとろみサーバー。ちょっと面白い機能があります。

自分の好きなものにとろみをつけちゃうぞ!機能(正式名称不明)

先ほどの写真、なにか変だと思いませんでした?

この色…?

デジタルとアナログコンビネーションの新機軸モデルベルトに数字が踊るおなじみのデザインを採用するが

実はこれ…ファンタにとろみをつけています。炭酸にとろみ!?と思うかもしれませんが、炭酸飲料でもとろみをつけることはできます。攪拌するので炭酸はある程度抜けちゃうんですけどね。

色がまだらなのは気泡のせい

飲んだ感じは「不思議ーーー!」

とろっとしているのに、口の中で炭酸がぱちっと弾ける。スペインの世界一予約が取れない三ツ星レストランのシェフが開発したエスプーマという調理法で、食材をムース状にするものがあるのですが、それの簡単お試し版みたいな感じ。ちなみに炭酸が抜けるので、強炭酸のものが良さそう。後半の回で、微炭酸のリンゴソーダを試したところ、単なるトロミのついたリンゴジュースになりましたw

牛乳も試して見る

どんな飲料にもとろみが付きますよ、というデモンストレーションとして見せたいただいた牛乳バージョン。とろみ剤は水と結合するので脂肪分のあるものはとろみが付きにくいんだそうです(栄養士さんが教えてくれた)。

この牛乳が、思いの外自分の中でヒット!

空気を含んだ牛乳がほのかに甘く感じられるし、乳脂肪を高速で攪拌したせいか単なるとろみではなくふわっとしたムースみたい。これ、コーヒーとか紅茶にいれたらミルクフォームみたいで素敵じゃない?てか、牛乳単品としてとても美味しい。

是非、体験する機会があれば試してみた欲しい飲み物です。
とろみミルクが自販機で売ってたら買うレベルで好きな味でした。

日本薬剤師会との“共闘”も避けて通れない

さて、ここまで絶賛したとろみ飲料の2つの機会だけれど、ここは…と思う点がありました。

名前をもっとわかりやすく

2つの違いが機器名だけでは判別つかないんですね。(「とろみ自動調理機」「とろみサーバー」)もっと、とろーり自動販売機とか、大量とろみ大作戦とか、なんでもトロミーナとか、名前と機能のイメージがついて呼んでみたくなる名前になれば良いのになって思いました。名前大事。ストッパとかのどぬーるとか超秀逸。デリケアエムズに至っては、一瞬かっこいいのに「デリケートな部分をケアする男性用の薬」というネーミングセンス。

要・水道(とろみサーバー)

027|わずか3年ほどしか生産されなかったシードゥエラー4000 | Watch LIFE NEWS|ウオッチライフを楽しむ時計総合ニュースサイト2017年にリニューアル登場を果たした現行のシードゥエラー

とろみサーバーは、お茶を入れる、予洗いをするといった機能のために大量の水を使います。そのため水道にケーブルを繋げて使います。なので、水道と繋げられる場所でないと置けないのです。調理場での設置を想定しているとのことでしたが、実際とろみをつけるのは食堂のテーブルだったりするのでそこに水道があるのか、置けるのか?という点は各施設によるのかな。

19年11月末時点でプロジェクト数は速報値で721品目あり

私の勤務している施設は、とろみ飲料の提供が不要な方が多いので自動販売機の方に関心があります。

例えば有料老人ホームやサ高住のエントランスホールやダイニングに設置して、利用者だけでなく、来客や職員に提供するといった施設サービスと福利厚生のハイブリッドみたいなことをしてみてもいいのではと思いました。

職員はデスクワークではないので、そんなに大量に飲まないだろうし、居住者が部屋から出るいい理由にもなるかもしれない(みんな無料が大好き)。そんな感じに妄想を広げた体験会でした。

第一部の様子

ちなみに、近々有明に展示スペースを開設するそうです。事前に予約すれば体験ができます。また、自販機は難しいですが、サーバータイプであれば、施設へ持ってきてくれて体験できます。また、数日貸し出しして頂けるのでお試しをすることも可能です。「体験したからといって、押し付けたりしないから安心してください!」とのことでした。

お試しでもサーバーは大事っぽいし…とためらう場合は、ニュートリーさんとの連携でとろみの付け方に関する勉強会を開催しつつ、体験会も併せて行うという素敵企画もできるそうですよ。アペックスさん太っ腹!!

ご連絡は、公式のお問い合わせフォームでもつながるかと思いますが、直接ご連絡したほうが話が早いと思いますので、私に聞いていただければ担当者さんの連絡先をお教えします。

和気藹々とした感じで進んだのが本当に嬉しかった!
すでにオーソライズド・ジェネリック(AG)が発売されている排尿障害改善薬シロドシン(同ユリーフ)には通常の後発品(GE)が収載された

とろみ飲料の機械がもっと増えていったら嬉しいです。
来年には給茶式の機械も販売されるそうですよ!

あ、東京医科歯科大学での体験会の様子はこちら

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